SHINGUUZENJI
観音堂は、境内のイチョウの木の横にあったものを昭和十二年に現在の場所に移築されました。
建物には新宮家の屋敷の一部の材が使用され、正面には黄檗独特の卍崩しの円窓、さらに魔除けの意味もあるモモが記されています。
仏教の地獄絵図において血の池で苦しむ女性たちを救う観音として描かれている為、女性を救う観音として人気が高い。
又、手には如意輪を持ち、智慧を授け、煩悩を打ち砕くという。
輪王座と呼ばれる独特の姿勢で、人々を如何すれば救えるか悩んでおられる姿である。
《ご利益 安産・子安・子授・縁結び・智慧財福・福徳授与》
苦しんでいる人をすぐに見つけられるように、頭の上に十一の顔があり、全方向を見守っている。
頭上面のうち前三面を菩薩面左三面を瞋度面、右三面を狗牙上出面、後ろ一面を大笑面といい、頂上に仏面を記して十一面。
《ご利益 災難回避・病気治癒・財福授与必勝・延命・極楽往生》
千手千眼観自在菩薩というのが正しい名前。
人々の苦しみをすべからく救う為に千本の手があるという。
観音の中でも功徳が大きく、観音の中の王という意味で「蓮華王」と呼ばれることも。
《ご利益 災難・延命・病気治癒・夫婦円満・恋愛成就》
怒りの激しさによって苦悩や諸悪を粉砕し、馬が草を食べるように煩悩を食べ尽くし災難を取り除くとされている。
家畜の安全と健康を祈ったり、旅の道中を守る観音様として信仰され、頭上に載っている馬が可愛らしい。
《ご利益 無病息災・動物救済・厄除け・旅行安全》
元はヒンドゥー教の女神であるドゥルガーが全身であり、神の妃とされている。
とても美しい姿であるが、神々しい武器を持って魔族を倒した戦いの女神。
仏教に取り入れられてからは慈悲深い清浄をもたらす神とされている。
《ご利益 修道者守護・無病息災・延命》
観音菩薩(かんのんぼさつ)とも呼ばれる。
六観音の基本像で様々な他の観音に姿を変えて救いの手をさしのべるという。
《ご利益 災難除去・現世利益・病気平穏・厄除け・開運・極楽往生》